温 泉 を 訪 ね て

2016/1/15  綾木 強

 

 

“ストレス解消”、“人生極楽”、温泉入浴はこの上ない至福であります。
風呂嫌いの私が温泉旅行を始めたのは、40歳位のサラリーマン時代だったと記憶しています。


その頃、家内は家内の母といっしょに温泉旅行を楽しんでいましたが、そのことで私も仕事の合間を見ていっしょに温泉へ行くようになり、いつの間にか病みつきになりました。

 

これまでに北は北海道稚内から南は鹿児島県指宿まで、全国の主要な温泉はほぼ制覇したと思います。温泉旅行は、遠くは飛行機や新幹線利用の上、レンタカーを使っていますが、東海、北陸、信州、四国、中国地方は奈良の自宅からマイカーで出掛けます。温泉の醍醐味は冬の雪見風呂だと思いますが、チェーン装着で運転するのに慣れていないため、降雪地域は避けてきました。

 

ただ一度、2月の降雪時に群馬の秘湯を訪ねる3泊4日のバス旅行に参加しました。群馬県は日本で一番温泉数が多い県であり、万座温泉、四万温泉、法師温泉、薬師の湯、伊香保温泉、猿ヶ京温泉、老神温泉、宝川温泉など12湯を訪ねました。雪見風呂は確かに風情がありました。参加者は温泉好きのシルバー族ばかりでしたが、さすがに最終日は “湯疲れもあって、もういいや” というような有様でした。お湯につかりながらの語らいも楽しい思い出です。

 

 

万座温泉(万座プリンスホテル)
標高1800mの雲上の露天風呂

                           宝川温泉
                  日乃本一の大露天風呂


昨年2015年の大手旅行社(日本旅行)が人気度で選ぶにっぽんの温泉100選の
ベスト10は次のとおりでした。


(1位)草津温泉、(2位)湯布院温泉、(3位)下呂温泉、(4位)別府温泉、
(5位)有馬温泉、(6位)登別温泉、(7位)道後温泉、(8位)黒川温泉、
(9位)指宿温泉、(10位)城崎温泉

 

その他上位には箱根温泉、乳頭温泉、熱海温泉、奥飛騨温泉や鬼怒川温泉が選ばれてい ます。その他の大手旅行社も順位こそ若干違いますが、ほぼ同じ温泉を選んでおります。

 

私もこれら人気の高い温泉には宿を変えながら複数回足を運んでいます。また、他の温 泉も含め100選はほぼ行きました。

 

私の最も印象に残っている温泉は酸ケ湯温泉(青森県)です。八甲田山の麓にあり古く からの湯治場でもあり歴史を感じます。千人風呂は混浴です。

 

40歳後半の東京単身赴任中は、休暇を利用して箱根、伊豆、熱海、那須、鬼怒川など 関東周辺の温泉を数多く巡りました。

 

最近、頻繁に利用するのは私の故郷である鳥取県の三朝温泉、皆生温泉、岩井温泉です。 特に三朝温泉は家内のリウマチ治療に効果ありとされるラジウム泉であり、免疫力を高め る飲用水としても利用できるので、20Lのポリタンク数個に汲んで持ち帰ります。焼酎 やウイスキーの水割り用としても重宝しています。また、三朝温泉では、ミストサウナを 利用してラジウム蒸気を体内に吸い込むことで【ホルミシス効果】(体細胞を活発化する効 果)を得ています。

 

ラジウム温泉としては、この三朝温泉のほか玉川温泉(秋田県)と増富温泉(山梨県) が有名です。

ところで地元奈良県に目を向けると、全国的に知名度のある温泉はありませんが、次の 温泉が挙げられます。

 

宿泊を有する温泉

十津川温泉、*温泉地温泉(やど湯の里)、洞川温泉、吉野山温泉、

*上湯温泉(神湯荘)、信貴山温泉       * “日本秘湯を守る会”に加入

 

日帰り温泉
入之波温泉、月ヶ瀬温泉、天川温泉、大塔温泉、小処温泉、上北山温泉、大宇陀温泉、

お亀の湯、西吉野きすみ館、たかすみの里(やはた温泉)、みつえ温泉、虹の湯、

かもきみの湯、ゆららの湯

 

私もこれら奈良県の温泉はすべて制覇しており、一度ならず足を運んでいます。また、 奈良県と近接する和歌山県の龍神温泉、川湯温泉、湯峰温泉(壺湯は日本最古の湯)もお勧めです。

昨年で勤めも辞め、サンデー毎日となった今、ますます温泉旅行の機会が増えました。 いろいろな旅行サイトの会員にもなっており、パソコン受信メールは温泉情報で満載です。 当日昼前に情報を見てすぐ予約、マイカーで出発し夕方には温泉宿でゆっくりすることも あります。


温泉宿は入浴だけでなく、ご馳走食べて一杯やるのが楽しみです、90kgの体重も減る ことがありません。

奈良の企業の皆様、“忙中閑あり”、是非温泉旅行でお寛ぎ下さい!!

(写真は最近訪れた温泉を撮ったものです)

湯布院温泉

奥飛騨温泉

杖立温泉

山中温泉